世界が注目する新たなスーパーフード
モリンガとは、北インド原産ワサビ科の植物で、ミラクルツリー(奇跡の木)とも呼ばれ、とてもバランスのとれた栄養素を含んでいる樹木です。
モリンガの種、幹、枝、葉、花、根、すべての部分の利用価値が高いと言われ、豊富な栄養素が注目されています。 豊富な栄養で、健康だけでなく美容もサポートする世界が注目しているスーパーフード です。 通常では摂取できない高含有の一般栄養成分や各種ミネラル、ビタミン、アミノ酸類を一度に補給できる、まさに奇跡の植物。

モリンガの栄養とは?
モリンガは豊富な栄養素を誇る栄養バランス素材です。特に、つぎの栄養素が優れています。
- アミノ酸(黒酢の約2倍)
アミノ酸は体内で合成されるすべてのタンパク質の基本的な構成要素となり、体内において重要な役割を果たしています。特に、体内で合成することができない8~10種類のアミノ酸は必須アミノ酸と言われており、食事から摂取しなければなりません。モリンガはこの必須アミノ酸を全て摂取することができ、しかも、運動面で欠かすことのできないBCAA(必須アミノ酸のうちバリン・ロイシン・イソロイシンのこと)をベストバランス(バリン:ロイシン:イソロイシン=1:2:1)で含んでいます。 - ギャバ(発芽玄米の約30倍)
ギャバは動植物など自然界に広く分布するアミノ酸の一種。正式にはガンマアミノ酪酸といいます。抑制性の神経伝達物質で、パートナーの健康に役立つ重要な栄養素のひとつです。 - ポリフェノール(緑茶の23倍)
ポリフェノールは、植物に多く含まれる色素や苦味の成分で、抗酸化物質としても知られています。 - ビタミン・ミネラル
モリンガには、ビタミンAやパントテン酸(ビタミンB5)、ビタミンC、葉酸(B9)といったたくさんのビタミン類と、マンガン、マグネシウム、カリウムなどのミネラル類が豊富に含まれています。 - 亜鉛
ニンニクの約4倍 - カリウム
小松菜の約5倍 - ビタミンA
ニンジンの約3倍 - アミノ酸
発芽玄米の約8倍 - カルシウム
牛乳の約14倍 - 銅
ごま油の約78倍 - マグネシウム
バナナの約11倍 - ビタミンB1
豚肉の約3倍 - リン
豆乳の約7倍 - マンガン
パセルの約5倍 - ビタミンB2
うなぎの約4倍 - 食物繊維
ごぼうの約6倍 - ビタミンE
たまごの約58倍 - 鉄分
プルーンの約90倍
モリンガの食べ方
モリンガの味は、よもぎや抹茶に近い独特の味がします。
一般的には、粉末状で売られているモリンガは「お茶」として飲まることが多いです。粉末状のモリンガは、料理やお菓子にも使うことができるので、普段の生活に気軽に取り入れることができます。料理に混ぜたり、お菓子だとマフィンやクッキーに混ぜたりするのも良いですね。夏場だと、わらび餅の色付けにも一役買います。
モリンガの効果・効能
腸内環境を整える
モリンガには食物繊維・アミノ酸・ミネラルがたくさん含まれています。腸の動きを活発にし、腸内環境を整えるのに大切な成分だといわれています。腸内環境の正常化はガンや糖尿病の予防、疲労回復につながります。
効果的で健康的なダイエット
脂肪燃焼の手助けをするアミノ酸は、ダイエットを効果的にします。体内で合成できない必須アミノ酸9種類を含む19種類のアミノ酸がモリンガに含まれるのがわかっています。リバウンドしない美しく健康的なダイエットにアミノ酸は大事な役割をになっています。
アンチエイジング
ポリフェノールは色素のあるものに含まれる抗酸化酵素です。私たちの身体を老化させる活性酸素を無害にかえる働きがあります。モリンガには良質のポリフェノールが多量に含まれアンチエイジング効果が期待できます。
抵抗力を高め健康な体を作れる
ビタミンAは、感染症へ抵抗力をあげる効果が認められています。モリンガにはビタミンAが豊富に含まれています。風邪やインフルエンザに負けない強い身体作りに効果が期待できます。 コロナウイルス対策にも効果的です。
炎症を抑えてくれる
モリンガの根や葉の抽出物が、動物実験において関節や気道の炎症を和らげることが確認されており、モリンガには炎症を抑える作用があると考えられています。また、強い抗細菌成分を含んでいるというのも、モリンガの特徴です。大腸菌や黄色ブドウ球菌などに対して、モリンガの種の抽出物が抗菌作用を示すことが明らかになっています。
血圧の低下
モリンガには、血圧が高めの方の血圧を下げるのに役立つ「GABA(γ-アミノ酸)」が豊富に含まれています。GABAは交感神経を抑制して、血管を収縮させるホルモンである「ノルアドレナリン」の分泌を抑え、血管の収縮を抑制する作用があります。血圧の数値が高い方はモリンガを摂ってよいのか、医師や専門医にあらかじめ確認してください。